2025年4月、稲田石の採掘状況。自信を持って提供できる一級品がご用意できています!
ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。採掘元である茨城県より、稲田石のお墓や石材を、オーダー制作にて全国の石材店様へお届けしております、株式会社堀石材工業の堀です。
今年も、稲田石の採掘状況をお届けいたします!
稲田採掘場の一級品在庫と採掘場のようす 2025年4月
稲田石の採掘場です。茨城県の笠間市と桜川市の境目あたりにまたがって、15ヘクタールの広大な場所で採掘が進んでいます。当社は、別の場所で稲田石の採掘を始めて60年ほど、この場所で始めてからも40年ほど経ちます。こちらは採掘場の入口から一番奥の場所になります。
まさに採掘が進んでいるところです。人が乗っているので大体の大きさが分かると思いますが、この大きさの岩盤が地面の下に埋まっていて、それを下へ下へと掘り下げて採掘しています。もともとは奥に見える山のような状態から、歳月をかけて掘り下げてこの状態までになっています。
大きな岩盤から石をはがすため、火薬を入れる準備をしています。ドリルで穴を掘って3mくらいの深さまで穴をあけ、その穴に火薬を詰めてから発破し、石を引きはがします。
稲田石は、天候にも恵まれた環境で一年中採掘を行っています。ただ、ムラやサビ、キズがあるものは使用が難しく、お墓に使用されるようないわゆる一級品と呼ばれる稲田石は貴重で、これだけ大きな石でも一級品は10パーセントくらいです。場所によってはまったく一級品がでないこともあってその場合はお待ちいただくケースもありますが、うまくいくと2割、3割と採れる場所もあります。
こちらは一級品の在庫置き場です。かなり在庫が溜まってきました。おかげさまで半分以上はご予約をいただいています。
今年は今のところ、ご予約いただいてないお客様にもご提供できるくらいの量を確保することができています。一級品が採れるかどうかは、自然が作るものなので、もちろん予測できません。たくさんとれそうだと思っていても、はがしてみるとサビがあって・・・ということもたくさんあります。採れない時は本当に悲しいですし、苦しい時もありますので、ある程度順調に採掘できると本当にホッとひと安心です^^
キズなどを避けて良いところだけを残すので、サイズはまちまちです。お写真にあるもので、小さいものでも高さは1mくらいあります。
サビやキズなどがないようにきちんと検品をした上で在庫していますが、検品をしてから持っていきたいというお客様には、このように番号を打って管理したものをご提供しています。
当社が「一級品」としてご提供する稲田石は、入念な検品を行って、安心して使っていただけるものだけをご提供しています。もちろん自然のものですから100パーセントとは言い切れませんが、厳格な検品体制のおかげで、サビやキズなどはここ5年10年ほぼありません。安心して使っていただける、自信を持ってご提供できる稲田石の品質を、ぜひ実際に確かめていただければ幸いです。