稲田石とは

稲田石は、茨城県西部の笠間市稲田(稲田地区)の東西約20キロ、南北約10キロの通称「石切山脈」と呼ばれる広大な地域に分布しています。正式名称は「稲田みかげ石」と名付けられ、江戸時代から石材として利用されるようになりました。とてつもないスケールの花崗岩体からは、大きな石材を採掘でき、建造物や大型石造物に適した石材として人気を博しています。

当社、稲田石採石場(茨城県笠間市稲田)の様子

空から見た稲田石の当社採石場です

 

稲田石の特徴

主に石英(薄い灰色)、長石(白色)、黒雲母(黒色)の3つの鉱物で構成される花崗岩のなかで、稲田石は白色の長石が60%を占めていることから、その色調が特徴づけられています。白く澄んだ石肌、均整の取れた石目、耐久性に優れた硬い石質を特徴とします。また、稲田石は、花崗岩体のスケールが大きく、大型の石材が取れる稲田石は、建造物に多く採用され、街の風格ある景観を形作ります。

左:稲田石 和型墓石、右:稲田石を使ったデザイン墓石

稲田石の五輪塔

気品のある白みかげ。様々な色の石材とバランスよくなじみます

よくご存知の通り、稲田石はとてもきれいな白色をしています。そのため、近年ご要望の多い、ツートーンカラーのデザイン墓石などでも、とても重宝されています。

赤系御影と稲田石

濃緑系と稲田石

黒御影と稲田石

様々な色あいの石材、また、和洋問わずなじみの良い上品で質の良い白御影石です。

 

稲田石の変色や錆(サビ)

とても残念なことですが、これまでに県内産地において、よく吟味をされていない稲田石の原石や製品が出荷された過去があります。吟味されずに出荷されてしまった一部に、錆が出て変色をしてしまう稲田石が含まれていたのです。そういった過去があるため、「稲田石は変色する」「稲田石はサビが出る」と思われてしまうことがあります。
しかし弊社で、現在採掘している稲田石は、採掘元としての選別を厳しく行っていますので、一般的に錆が出る、変色することはありません。 天然の石材、自然石ですので、絶対はございませんので、万が一の場合には、迅速に交換等のご対応をいたしております。皆様に安心して、稲田石のお墓をお選びいただけるように努めます。

 

稲田石の値段・墓石の価格

日本国内で生産した、代表的な国産墓石の中でも、とても求めやすい価格帯となっております。具体的なお見積りをご希望の方は、ページ下の問合せより、お気軽にお問合せをください。

 

 

稲田石の歴史と代表的な建造物

他国の石材が数億年単位の古い年代の岩石であるのに比べ、稲田花崗岩は約6000万年前に形づくられたといわれ、非常に新しい花崗岩とされています。時間の経過による劣化が少なく、組織の締まった硬い石になりました。江戸時代より石材として利用され、本格的に採掘、加工されたのは明治時代の半ば。現在では、墓石や建築材、土木用材など、あらゆる分野で幅広く使用されています。

稲田石を使った建造物(左:最高裁判所、右:茨城県庁舎)

良く知られている稲田石が使われた代表的な建造物としては、国会議事堂、最高裁判所、東京駅、日本橋、成田山新勝寺、茨城県庁舎 などがあります。日本を代表する建造物にも使用されていることから、品質が認められていることが良くお判りいただけると思います。

 

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